始まりは唐突に
お風呂に入るのは大抵いつも夜の11時過ぎ。
今夜も、いつもの時間に入浴を済ませて出てくると
つけっぱなしだったTVの画面にショーン・ペンが映っていた。
ずいぶん以前に見た映画『ゲーム』
大富豪の兄・マイケル・ダグラスの特徴のある顎を見ていたら
唐突に何かを書きたくなった。
何年前だったかな、とウィキで調べてみたら
1997年公開作品だった。
20年近く前
もうそんな時間が過ぎたのか、まるで実感がない。
あの頃は週に何本か劇場で映画を観ていた。
CS放送でも。
今までの生涯で、いちばん映画を観ていた時代。
ショーン・ペンは好きな俳優
それから、
ゲーム
他にも、彼の出ている映画は何本か観ている。
『ゲーム』
一度見て、何となく結末の予想が付いて、
(あぁ、やっぱり……)
で、もう一度、伏線を確認するために観た。
そういう見方をする映画はサスペンスやミステリで他にも
いくつか。
私はむしろ、初見よりも、二回目、三回目で
監督があちこちに隠している伏線を探してみるのが楽しい。
この映画を劇場で観ていた時には
その後、自分の人生が大きく変わることなんて全く思いもしなかった。
映画の中の伏線を探すのに夢中で、
自分自身の人生に運命が仕掛けた伏線には愚かしいほど何も気づいていなかった。